☆10月18日Mini−Moto OPENクラス決勝☆ |
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いつも緊張のスタートの瞬間
去年は、キッシーがスタートを切った。今まで、一度も決勝を走れずじまいだったキッシーを決勝で走らせたい。そんな思いもあったが、もう一歩のところで、表彰台を逃した。
今年のスタートは、エースのケイジを起用した。
今年こそは、表彰台に乗りたい。そんな気持ちからだが、そのエースが、Mino−Moto始まって以来、初のミスを犯した。
このエースに任せておけば、トップグループにしがみついて行き、第2ライダーにバトンタッチしてくれる。
そんな甘い思いが、監督である鶴野の頭の中にあったことは、決して否定できない。
そう、いままで、エンジントラブル以外で、一度もミスを犯してなかったこと事態が、奇跡的で凄い働きだったのだから
そんな完璧なエースも初めての乾式クラッチでのクラッチミートで失敗を犯し、スタートにつまずく。
その時、何かエースの頭の中で、リズムが狂ったのかも知れない。
しかし、超人的なエース ケイジは、驚異的な追い上げで、トップグループに追いついていく。
スプーンカーブでは、すでにかなり前にいたと思う。
しかし、無理な突っ込みに、接触を避けたケイジは、大きくラインを外してしまう。
転倒を避け、戻ってきた時、エースの動きに気づかないトップグループを走行中のライダーと接触。
今度は、さすがのエースも堪えきれず、痛恨の転倒!!
1周目、スプーンカーブだ!!
後になって思えば、練習量の少なかったケイジは、今回投入した乾式クラッチでのスタートに慣れていなかった。ピットロードでもエンストする始末。
鶴野は、そのことだけが不安で、何度もミートの練習することを言ったが、最後はエースのセンスに賭けた。
甘かった、も少し練習時間をとっていれば、乾式になれてるキッシーを起用する手もあったかもしれない。
まぁ、レースは、いつも勝てる訳じゃない。
エースの驚異的な働きで、勝てるレースもあれば
エースの犯したミスを、みんなで挽回するのもレースだ。
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そして、みんなで挽回中
これもレースですね。
チーフメカのかっちゃん、杉山、小田原、ケイジの弟エイジ、第2ライダーのキッシー、監督兼第3ライダーの鶴野
みんな無言の中、誰が決めたわけじゃない作業分担をこなしていく
マシンは、かなりの重症だ!
うちのエースに怪我が無かったことだけが、唯一の救いだし幸運だった。
幸か不幸か、レース直前に用意したスペアパーツが役立った
とにかくスタッフたちの働きとその成長には、目を見張るものがあった。
何度も言うが、これもレースだ!耐久レースだ
痛い目をしたエースには、悪いが、スタッフたちにとってもいい経験になったと思う。
修復に掛かった時間は、約45分。もうトップは無い。
どこまで、追い上げるか、これもまたレースだと思う。
またコースに戻り、レースが再開できたことには、よく成長し、よくがんばってくれたスタッフたちに感謝の気持ちが絶えない。
本当によくがんばってくれたし、彼らのことを誇りに思う。 |
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コースに自ら戻る気迫だったケイジを静止、第2ライダーのキッシーをコースへ
実は、同じライダーがコースへ復帰する際のレギュレーションの詳細が分からず、ペナルティーを避けるための措置だった。
あとで、確認すると、走行した時間の1/2か2/3をピットで停止していれば、問題はなかった。
決勝中は、3人の中で、ベストタイムを出したキッシーが、55秒台で快調にとばす。
1時間を経過し、ピットへ
第3ライダーの鶴野が、ピットに作戦を伝え、コースへ
残り時間を考えると、やはりあと2回ピットに入らなければならない。
速いライダーにできるだけ周回数を稼いでもらう為、安全も見越して、19周でのピットインを作戦にした。
ところが、以外とペースが上がり56秒台で周回することに
他のライダー同様20周が可能なことから、ピットの案で、もう1周走らすピットサインが出される。
しかし、予定にないサインの意味が分からず、鶴野自ら、ピットイン
3周のみの岸田のコースイン
最終のケイジが、残り1時間を目一杯走れるように計算
キッシーからケイジへ交代、やっとエース ケイジの出番だ!
しかし、シフターのロッドが破損で緊急ピットイン。次は、エンジンからの異音で、ピットイン、最後は、エンジンの振動によりピックアップが破損、エンジン停止。
最後のチェッカーを受けようと、夕日を受けながら、裏ストレートを押すケイジがモニターに映し出される。
今回は、ツキも無かったですね
でも、やはりこれもレースです
問題点を洗い出し、また、このすばらしい仲間でレースがしたいです。
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2009/10/30 18:19 |